01 February

平成23年分の確定申告 ~昨年までと異なる主な改正事項~

掲載日:2012年02月01日   
税務ニュース

平成23年分の所得税の確定申告が平成24年2月16日(木)から開始されますが、今回用いる申告書から、第二表の「住民税に関する事項」欄に「16歳未満の扶養親族」を記入する欄が設けられています。

これは、子ども手当の支給に伴い「年齢16歳未満の扶養親族に対する扶養控除(年少扶養控除)」が廃止されたものの、住民税の非課税限度額の算定には扶養親族の数を用いるので、新たに設けられた項目です。

また、住宅の新築や購入、増改築等の契約に関連しては、平成23年6月30日以後、住宅の取得等にあたり補助金等の交付を受けた場合には、その対価の額又は費用の額から補助金等の額を控除することになりました。

そのほか、寄附金控除の控除対象限度額が、震災関連寄附金とあわせ所得金額の80%相当額とされたほか、認定NPO法人や中央共同募金会に対して支出した震災関連寄附金のうち、東日本大震災の被災者の支援活動に充てられる一定のものについては、所得控除との選択により税額控除を受けることも可能となっています。

なお、年金に関連しては、公的年金等の収入金額が400万円以下で、それ以外の所得金額が20万円以下である場合、確定申告書の提出は不要となりましたが、住民税については申告が必要な場合もあるので注意が必要です。

お客様満足度No.1・法令改正に対応した財務会計ソフト「会計王」はこちら

  • おんすけ紹介ページ

Tag

最新の記事

2024年05月02日書類を電子管理すれば業務効率大幅アップ! ScanSnapで始めるペーパレス化作戦
2024年05月01日アフターコロナの経営[シリーズ第4回]コロナ融資の返済が苦しいときの対応
2024年04月30日【【能登半島地震】2023年分所得税の前倒し適用、雑損控除だけじゃない?注意点も解説】
2024年04月26日【定額減税】個人事業主の定額減税はどうなる?
2024年04月25日子どもと話したいお金と税金のはなし[第3回]:身近な税金 消費税。もし税率が違ったらどちらを選ぶ?
人気記事ランキング
2024年04月26日 【定額減税】個人事業主の定額減税はどうなる?
2024年02月15日 「定額減税」って何?2024年6月からの源泉徴収と年末調整はどうすべき?①
2024年03月20日 「4・5・6月の残業を減らすと社会保険料が少なくなる」は本当か
2024年02月28日 「定額減税」って何?2024年6月からの源泉徴収と年末調整はどうすべき?②
2022年08月24日 【インボイス制度】登録されているか確認する方法&公表サイトではどんな情報が公開される?
2024年03月01日 結局、一番得する社長の役員報酬額はいくらなのか!?
2021年11月22日 共働き夫婦の子供はどちらの扶養? 令和3年8月からの健康保険の新基準を解説します。
2022年06月24日 バスに乗ってもインボイスは必要?通勤手当・日当などの交通費にまつわるインボイス制度の特例を解説。
2023年11月01日 【インボイス制度】登録番号の通知が、まだ来ない…請求書・領収書はどうしたらいい?売手・買手それぞれに解説
2023年10月16日 個人の法人の二刀流で大幅節税!?マイクロ法人ってなに!?

カテゴリ

お問い合わせ

お問い合わせ

当サイトへのお問い合わせはこちらよりお願いします。