01 March

協会けんぽの保険料率が平成23年度も引上げに

掲載日:2011年03月01日   
税務ニュース

平成23年度における協会けんぽの保険料率は厚生労働大臣の認可を受け、昨年に引き続き、引き上げられることになりました。

引上げにより、全国平均でみると現状の9.34%から9.50%になります。新しい保険料率は一般の被保険者の場合、平成23年5月2日に納付する保険料(3月分)以降から適用されます。任意継続被保険者は4月分以降からとなります。また、介護保険第2号被保険者(40歳から64歳までの方)に対する介護保険料についても、現状の1.50%から1.51%へ引き上げられることになりました。

都道府県ごとの保険料率を見ると、最も保険料率が高いのは北海道と佐賀県の9.60%(北海道は前年度比0.18%上昇、佐賀県は同0.19%上昇)、最も低いのは長野県の9.39%(同0.13%上昇)となりました。月給30万円の被保険者の場合、月額200円~300円程度の負担増となります。協会けんぽではジェネリック医薬品の使用促進などを通じて医療費削減をはかっていますが、財政的には厳しい状況が続いており、平成24年度においても一定の引上げは避けられない見通しです。

なお、協会けんぽの保険料率は各都道府県におけるそれぞれの医療費を反映して決定されるものですが、都道府県間の保険料率の差が小さくなるよう、調整措置がとられています。

各都道府県ごとの保険料率については下記をご参照ください。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/8,62764,131,675.html

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