24 March

中小企業のWeb集客の方法は?相談先の選び方も解説

掲載日:2023年03月24日   
中小企業おすすめ情報

Web集客を始めようと考えている方の中には、次のような悩みを抱える方が多いのではないでしょうか。

  • どのような方法があるのかわからない
  • そもそも自社に向いているのかがわからない
  • どこに依頼すればいいのかわからない

そこで今回は、中小企業のWeb集客の方法・種類から相談先の選び方まで詳しく解説します。

そもそもWeb集客とは

Web集客とは、インターネットを活用した集客方法のことです。最初に思い浮かべるのがWeb広告や自社ブログ、メールマガジンなどではないでしょうか。Web広告にもさまざまな種類があるほか、MEOやSNS集客といった方法もあります。

Web集客は一見多くの人に宣伝できて高い効果が見込めるように思えるかもしれませんが、戦略を立てて実行しなければコストを無駄に消費することになりかねません。

まずは、Web集客の手法を理解して、自社に合った方法を模索したうえでプロに相談することが大切です。

 

Web集客の手法

それでは、Web集客の手法について詳しくみていきましょう。

オウンドメディア

オウンドメディアとは、企業が自ら所有するメディアのことです。自社サイトに設けたブログページもオウンドメディアに該当します。自社製品やサービスの宣伝、ターゲットが知りたい情報を発信し、企業に対する信頼性を高めるなどの目的があります。

例えば、営業支援ツールを取り扱っている会社では、「営業 効率化」という検索キーワードでヒットするように、次の情報を含む記事を投稿するとよいでしょう。

  • 営業を効率化するメリット
  • 営業を効率化する方法(ここで営業支援ツールを紹介)
  • 営業支援ツールの選び方
  • 営業支援ツールの導入の流れ
  • 記事のまとめ(ここで自社の営業支援ツールを紹介し、ホームページやLPに誘導)

なお、LP(ランディングページ)は製品やサービスの魅力や導入のメリット、価格、よくある質問などが掲載されている問い合わせや購入につなげる縦長のページです。購入や問い合わせボタンを設置し、興味を持ったユーザーの購買行動を促します。

MEO

MEOは「マップエンジン最適化」のことです。ここでいうマップとはGoogleマップを指し、会社名で検索したときに正しく表示されるように設定します。掲載情報は企業名や住所、電話番号などで、ユーザーからの口コミが投稿されています。

企業の存在を知ってインターネット検索した場合、目がつくところにGoogleマップの企業情報が表示されるため、ユーザーはそこで情報を集めるのです。

ホームページ作成

ホームページをすでに作成済みの企業が大半かと思いますが、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に表示されやすくするために、構造や文言、デザインを見直すことをおすすめします。スマートフォンへの対応、カテゴリに分けられた見やすい構造、問い合わせたいと思ったユーザーが速やかに問い合わせられるような導線など、見直すところは多いはずです。

メールマガジン

メールマガジンは、ユーザーにお役立ち情報や新作製品・サービスの情報を届ける手法です。メールマガジンに登録しているユーザーは、自分にとってメリットがある情報の提供を求めています。

例えば、会計ツールであれば確定申告やインボイス制度などの時事ネタを適切なタイミングで配信すれば、ユーザーからの信頼性が高まります。継続的な購買、新規購入を促すための導線を作ることがポイントです。

Web広告

Web広告には、リスティング広告やディスプレイ広告といったさまざまな種類があります。代表的なWeb広告について詳しくみていきましょう。

リスティング広告

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに応じて、検索結果画面の最上部や最下部に表示される広告のことです。検索キーワードからユーザーが興味を持つと考えられる広告を表示します。広告をクリックして初めて料金が発生するため、費用対効果が高い点がメリットです。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ内に表示される広告のことです。年齢や性別、地域などを絞ることで、製品・サービスを購入しそうなターゲットに配信できます。

 

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、インフルエンサーやブロガーなどに製品・サービスの紹介を依頼し、問い合わせや購入といったコンバージョンを達成した際に費用が発生する広告です。費用対効果が高い一方で、紹介する人物が法律を守らなかったり間違った内容を紹介したりするリスクがあります。

 

タイアップ広告

タイアップ広告とは、他社が運営するWebメディアやメールマガジンなどに自社のインタビュー記事を掲載してもらう方法です。ターゲットが共通している競合に依頼するため、断られるケースも多いでしょう。競合ではないもののターゲットが共通しているケースもあるため、模索してみてはいかがでしょうか。

例えば、営業支援ツールを取り扱う会社は、営業の効率化だけではなく業務全体の効率化も目指している企業がターゲットになります。基幹システムを提供している会社とはターゲットが共通している可能性があります。

SNS集客

SNS集客とは、TwitterやInstagramといったSNSを利用した集客方法のことです。例えばTwitterは140文字以内で情報を発信できるSNSのため、ターゲットに刺さるお役立ち情報を発信することで製品・サービスの購入に繋がったり企業の信頼性が高まったりします。

SNSによって年齢層や男女比、ユーザー数などが異なるため、製品・サービスのターゲットに応じて使い分けることが重要です。

Web集客は自分でできる?プロに頼むべき?

Web集客を自分で行う場合、コストを大幅に削減できます。しかし、社内にWeb集客の知識がある人物がいない場合、イチから情報を集めてもらうことになり、コア業務に支障をきたすでしょう。専任でWeb集客担当者を置いても、結果が出るまでには1年以上かかる可能性が高いのです。

そのため、まずはプロに依頼しつつ自分達でもWeb集客について学び、いずれは内製化する方法で進めることをおすすめします。ちなみに記事コンテンツについてはWeb集客の知識だけではなくライティングスキルも必要なため、SEO対策に特化したライターに依頼することが大切です。

その際は、どのような製品・サービスを売りたいのか、なぜ記事を依頼するのかなどを伝えましょう。Web集客の知識もあるライターであれば、どのような記事を書けばよいのか、何文字程度が必要かなどを提案してくれます。

ライターは参入障壁が低いため、効果がない記事を書くようなライターもいれば、検索結果に上位表示させる技術に長けているライターもいます。次の項目の「Web集客の相談先を選ぶときのポイント」はライターの選び方と共通しているので、そちらも参考にしてみてください。

Web集客の相談先を選ぶときのポイント

Web集客を行っている業者は多いですが、その対応の質はピンキリです。次のポイントを押さえて相談先を選びましょう。

実績を確認する

実績と実力は必ずしも比例しませんが、1つの指標になります。特に、Web集客事例として依頼主の社名までホームページに記載されていれば安心です。

定例会議・レポーティングについて確認する

Web集客が任せきりになり、効果が出ているかどうかわからないケースがあります。定例会議の頻度やレポーティングの有無、内容などについて事前に確認しましょう。「全てこちらに任せてほしい」などといい、ブラックボックス化させるような業者はおすすめできません。

効果のある施策を行えるか慎重に見極める

「うちなら高い効果を出せる」と言いながら、効果がない施策を実施するような悪質な業者も存在します。例えば記事コンテンツ作成においては、競合記事をチェックして、その内容よりも充実した記事を作成する必要があります。

競合記事が8,000文字程度であるのに、2,000文字程度の記事作成を提案された場合は、検索結果に上位表示させる気がないと言えるでしょう。上位表示されなければアクセスは期待できないため、無意味な施策になってしまいます。

このように、Web集客を業者に依頼する際は、自身でもある程度の知識を身につけておく必要があります。

まとめ

Web集客に成功すれば製品・サービスの売上が大幅にアップすることもあります。しかし、Web集客は多くの企業が実践しているため、それらの競合に打ち勝つための戦略を立てなければなりません。効果のあるWeb集客を求めるのであれば信頼できるプロの業者を見つけることから始めましょう。

ABOUT執筆者紹介

加藤良大

フリーライター
ホームページ・ブログ

歴11年フリーライター。執筆実績は23,000本以上。
多くの大企業、中小企業のWeb集客、メディア戦略に関わってきた。主な領域はITや不動産、医療、美容、税務・会計、法律などだが、ジャンルを問わず対応できる。

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