01 November

若年者雇用のために助成金が2つ発足

掲載日:2010年11月01日   
税務ニュース

不況の影響もあり、新規学卒者などの若年労働者を採用し、長期間育てて戦力化するという従来の雇用環境が崩れつつあります。即戦力を求める、採用自体を控えるなどする企業も多く、実際、厚生労働省の結果でも過去1年間に若年労働者を採用した事業所は半分弱程度にとどまっており、若年労働者の雇用状況は厳しい状況となっています。

そのような状況を受け、若年者雇用のための新たな助成金制度が2つ発足しました。1つは3年以内既卒者採用拡大奨励金、もう1つは3年以内既卒者トライアル雇用奨励金です。

3年以内既卒者採用拡大奨励金は大学等を卒業して3年以内の既卒者で、継続して1年以上同じ事業主に正規に雇用されたことがない者を雇った場合、一定の要件を満たすと100万円が支給されます。ただし、複数の社員を採用した場合でも100万円です。

3年以内既卒者トライアル雇用奨励金は卒業後も就職活動を継続中で、卒業後3年以内などの一定の要件を満たした新規学卒者を有期雇用(原則3ヵ月)で雇用し、その後、正規雇用に移行させた事業主に支給されます。支給額は原則3ヵ月の有期雇用期間中は対象者1人につき月額10万円、有期雇用終了後に正規雇用に移行した場合には対象者1人につき50万円が支給されます。

お客様満足度No.1・法令改正に対応した財務会計ソフト「会計王」はこちら

  • おんすけ紹介ページ

Tag

最新の記事

2025年12月12日【2025年分年末調整】通勤手当の非課税限度額の引き上げとは?誰が対象?処理方法も解説
2025年12月09日農家のための青色申告入門|農業所得用申告で節税・手続き・会計ソフト活用法
2025年12月08日非居住者オーナーの賃貸物件に要注意!源泉徴収が必要なケース・不要なケースを解説
2025年12月05日年収の壁もスッキリ解決!令和7年度年末調整を徹底解説
2025年12月05日【文具ライターイチオシ】手帳選びの決定版!2026年手帳トレンド
人気記事ランキング
2025年12月05日 【文具ライターイチオシ】手帳選びの決定版!2026年手帳トレンド
2025年07月10日 定額減税、まだ終わってない?2025年度(令和7年度)住民税の決定通知書で確認すべきこと
2025年04月23日 特定親族特別控除とは?大学生が150万円まで稼いでも63万円控除できるの?扶養控除との違いや課税リスクも解説
2024年03月20日 「4・5・6月の残業を減らすと社会保険料が少なくなる」は本当か
2025年09月15日 【2025年度(令和7年度)税制改正】個人事業主はいくらまで稼げば無税?知っておきたい非課税の上限
2024年10月30日 なんでうまく充電できない?USBケーブルと充電器のトラブル
2025年04月22日 【税理士監修】確定申告で源泉徴収票がない場合の対処法を解説
2024年03月01日 結局、一番得する社長の役員報酬額はいくらなのか!?
2024年12月04日 「NISAなどの金融所得があると社会保険料が増やされる」って本当?
2024年09月11日 【インボイス】登録したけどやめたい…どうしたらいい?個人事業主向けに手続きと注意点を解説

カテゴリ

お問い合わせ

お問い合わせ

当サイトへのお問い合わせはこちらよりお願いします。