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November
若年者雇用のために助成金が2つ発足
掲載日:2010年11月01日
税務ニュース
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不況の影響もあり、新規学卒者などの若年労働者を採用し、長期間育てて戦力化するという従来の雇用環境が崩れつつあります。即戦力を求める、採用自体を控えるなどする企業も多く、実際、厚生労働省の結果でも過去1年間に若年労働者を採用した事業所は半分弱程度にとどまっており、若年労働者の雇用状況は厳しい状況となっています。
そのような状況を受け、若年者雇用のための新たな助成金制度が2つ発足しました。1つは3年以内既卒者採用拡大奨励金、もう1つは3年以内既卒者トライアル雇用奨励金です。
3年以内既卒者採用拡大奨励金は大学等を卒業して3年以内の既卒者で、継続して1年以上同じ事業主に正規に雇用されたことがない者を雇った場合、一定の要件を満たすと100万円が支給されます。ただし、複数の社員を採用した場合でも100万円です。
3年以内既卒者トライアル雇用奨励金は卒業後も就職活動を継続中で、卒業後3年以内などの一定の要件を満たした新規学卒者を有期雇用(原則3ヵ月)で雇用し、その後、正規雇用に移行させた事業主に支給されます。支給額は原則3ヵ月の有期雇用期間中は対象者1人につき月額10万円、有期雇用終了後に正規雇用に移行した場合には対象者1人につき50万円が支給されます。