使ってる? 使ってない?「マイナンバーアンケート集計結果」
みんなの経営応援通信編集部
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マイナンバーを活用していますか?
ソリマチでは、ユーザー様宛にメールマガジン「会計・実務情報通信」を定期配信しています。「会計・実務情報通信」2021年10月1日号・2021年10月12日号にて、マイナンバーに関するアンケート調査を掲載し、延べ65名の方からご回答をいただきました。
以下では、その集計結果について、ご報告いたします。なお「複数回答可」とある設問は複数の選択肢を選択できる形式で、それ以外は一つの選択肢のみを選択する形式です。
総務省が発表している「マイナンバーカードの市区町村別交付枚数等について(令和3年10月1日現在)」を参照すると、日本全国でのマイナンバーカード普及率は38.4%です。この回答では「持っている」が六割弱ですから、平均よりも高い数字が出ています。マイナンバーにより関心の高い方が答えている傾向なのかもしれません。
第一位は「e-Taxなどの電子申請に使用するため」35.38%、第二位は「身分証として使用するため」26.15%でした。「身分証」はマイナンバーカードの用途の代表的なものですが、それ以上に電子申請へのニーズは高いようです。
第三位は「マイナポイントの5,000円バックのため」20.00%でした。マイナンバーカード・キャッシュレス普及を目的として、「マイナンバーカードを持っている人がキャッシュレス決済を行うと5,000円分のマイナポイントが還元される」というキャンペーン(マイナポイント事業)を政府が行いましたが、一定の効果が出ているようです。
マイナポータルとは、マイナンバーカードを使用してログインする政府のオンラインサービスです。「日常的に使用している」が0%、「利用したこともないし、名前も知らない」が21.54%という結果で、普及率は高いとは言えない印象です。
また、マイナポータルを使用した経験のある方が全体の三割ですから、Q1の回答と合わせて考えると、マイナンバーカード保持者の約二人に一人がマイナポータルを使っていると考えられます。マイナポータルを普及させる上でも、やはりマイナンバーカード自体の普及率が重要となってくるでしょう。
マイナポータルから行えるサービスの一つが、 社会保険の電子申請です。しかし、社会保険の申請を行っている方の四人に三人が、紙の書類で申請しているという結果となりました。残念ながら、まだ電子申請が普及しているとは言えない状況です。
第一位が「個人情報の点で不安を感じる部分が多いから」63.08%で圧倒的です。個人情報管理を主な目的とするマイナンバーですが、だからこそ情報が悪用されるのではないか?という懸念が強いようです。
続いて「マイナンバーカードのメリットが少ないから」44.62%、「取得手続きが面倒だから」41.54%が続いています。回答者の約半数がこう考えていることは、非常に重要な意見と言えるでしょう。
まとめ
2021年10月20日から、マイナンバーカードが保険証として使用できるようになりました。しかし、対応している医療機関は全体の一割未満(2021年10月20日現在)という厳しい現実があり、一般に普及するのはまだ時間がかかるのではないか、と予測されています。自由回答もネガティブなものが目立ち、残念ながらまだ普及が進むには時間がかかりそうです。
DX office Labでは、マイナポータルやマイナンバーについての情報を随時発信しております。今後、サービスの幅もさらに拡充していくでしょうから、情報を適宜取捨選択しながら、業務効率化に役立てていただきたいと存じます。
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