31 May

個人事業主もフリーランスも!「インボイス」申請書がかんたん登録作成できる「みんなのインボイス」オープンしました

掲載日:2022年05月31日   
みんなの経営応援通信編集部

2023年10月1日から、請求書の適格請求書等保存方式(インボイス制度)が始まります。インボイス制度に対応するためには、国税庁に会社の情報を登録し、登録番号を発行してもらう必要があります。そのために事前に「適格請求書発行事業者の登録申請書」を提出しなければなりません。また、施行時期からインボイスを発行するためには、2023年3月31日までに申請を行う必要があります。

しかし日々の業務に追われ、「登録申請書」のことなど後回しになりがち。誰かに相談や書いて欲しいと思った方も多いと思います。そこで、ソリマチ株式会社では、「みんなのインボイス」というサービスを2022年6月からスタートしました。みんなのインボイスでは、インボイスの登録申請書を誰でもかんたんに作成することができます。

国税庁で公開されている申請書を見るだけでは、何をどこに書いて良いかわからない…。「みんなのインボイス」なら面倒なことは一切不要!分からないときはヘルプボタンをクリックすると、項目の説明が表示されます。

PDFファイルがメールで飛んできますので、あとはそのまま国税庁に提出するだけです(※マイナンバーはご自身で記入いただく必要があります)。今回は個人事業主やフリーランスの方がとても便利に使って頂ける「みんなのインボイス」の使い方をご紹介します。

 

おさらい…インボイス制度とは?

これまでたくさんの記事を発信してきましたので、ここではかんたんにご説明します。

インボイス制度は「課税事業者であることを請求書や領収書で証明する制度」です。インボイスは英語で「明細付き請求書」を意味しますが、制度上は「必要事項が書かれた請求書や領収書、納品書など」を指します。税法では「適格請求書」と呼びます。

登録発行事業者のみ発行可能

税務署に登録した「適格請求書発行事業者」だけが、インボイスを発行できます。消費税の課税事業者にならないと登録発行事業者にはなれません。適格請求書(インボイス)を発行するなら、売上1,000万以下であっても、課税事業者になり、消費税を納める必要があります。

請求書記載項目が追加

適格請求書(インボイス)は、登録番号と税率ごとに区分した消費税額を記載しなくてはなりません。

仕入税額を控除するために必要

インボイスではない請求書では、仕入税額控除が受けられなくなります。そのため、取引が難しくなる企業が発生する可能性があります。

 

みんなのインボイスの使い方

このサービスは無料でご利用いただけます。また、スマホでも申請書の作成ができますので、移動時間などちょっとした隙間にも最適です。まずは書き方をチェックしておきましょう。

STEP.01 「事業区分」と「課税事業者・免税事業者」を選択します

まずは「みんなのインボイス」へアクセスします。

Q1で「現在の事業区分」を選択します。なお、個人事業主には、フリーランスを含みます。また、税務署に提出する申請書の区分(法人・個人事業主)を選択してください。Q2では課税事業者かどうかを選びます。ポイントとしては、インボイスを発行できるのは消費税の課税事業者だけです。課税事業者とは、消費税を納付する義務がある法人、個人事業主をいいます。

2つの質問に答えると、適切な申請書の基礎ができあがりました。「申請登録書をかんたん作成」を選択すると次の画面に進みます。ご自身に合った情報を知りたい場合は、画面下オレンジの帯色「事業への影響が知りたい方はこちら」を選択してください。選択した事業区分から適切な情報を表示します。

 

STEP.02 申請者の情報を入力します

今回の例は「個人事業主」×「免税事業者」を選択しました。

まずは事業者情報を入力します。姓名やフリガナ、会社の所在地、電話番号などを入力します。先に入力した会社の所在地と税金を納める「納税地」が異なる場合は、『いいえ』を選択して納税地の住所を入力します。

さらに、事業者自身の「生年月日」と「事業内容」を入力して『確認画面』に進みます。

 

記入について分からないときは、青い男性のヘルプボタンをクリックすることで以下のようなポップアップが立ち上がり、ヒントが表示されます。

 

STEP.03 提出する税務署を選択します

納税地の管轄となる「税務署」を選択します。いつもと違う税務署が表示されていた場合、名称を選択することで近隣の税務署が表示されます。

 

STEP.04 送信先メールアドレスを入力します

入力した申請書をPDFファイル形式でお送りします。受信可能なメールアドレスを入力してください。

最後に「みんなのインボイス」専用メールマガジンの購読有無が表示されます。インボイス制度や電子帳簿保存法など専門家がお伝えするビジネスに役立つ情報をお送りします。ぜひこちらも購読ください。『送信』をクリックしたら、完了です。

※本サービスの利用規約に同意の上、送信をお願いします。

 

STEP.05 PDFファイルがメールで届きます。

STEP.04で入力したEメールアドレス宛に添付ファイル形式で完成したPDFが届きます。時間が経っても届かない場合、迷惑メールフォルダをご確認ください。

 

申請書類を郵送する場合印刷した書類を封筒に入れて「インボイス登録センター」に郵送します。詳しくはこちらをご確認ください。
申請書類を税務署に直接提出する場合印刷した書類を持参して税務署に提出します。

※マイナンバーはご自身で記入いただく必要があります。

申請書類受理後について

申請書類が受理されたら、税務署から登録番号の通知が届きます。インボイス作成時に必要になるため、番号を保管してください。また、適格請求書発行事業者登録簿の登載事項は、国税庁ホームページにて公表されます。

 

まとめ

「みんなのインボイス」をご利用頂くことであっという間に申請書が完成します。ぜひご利用いただき、早めにインボイス制度に対応していただくことをおススメします。ソリマチ株式会社では、これからも中小企業、個人事業主やフリーランスの皆さまにお役に立てるようにサービスのご提供などを行ってまいります。

ABOUT執筆者紹介

ソリマチ株式会社 みんなの経営応援通信編集部

 
身近な体験談やアンケート結果などの情報は編集部が発信中!私たちソリマチ社員の最大ミッションはお客様の声に全力で耳をかたむけサービスを創造し続けること。そして、100年以上継続する強くて面白い会社を目指しています。

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