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夏期賞与支払届の作成・届け出
掲載日:2010年07月01日
税務ニュース
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6月や7月に夏期賞与を支給する会社も少なくないでしょう。 ご承知の通り、賞与を支給した場合、「健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届」と「健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届総括表」を事業所の所在地を管轄する年金事務所または健康保険組合等に提出する必要があります。
実務的な注意点としては、支給日から5日以内に届け出を行う必要があること、届けを記載するにあたり標準賞与額を算出しますが、これは賞与等の支給額の1,000円未満を切り捨てた額になること、標準賞与額には上限があり、健康保険は年度の累計額で540万円、厚生年金保険は1ヵ月あたり150万円となること、保険料の計算は給料で使用している「標準報酬月額・保険料額表」ではなく、標準賞与額に保険料率を乗じて計算することなどです。
また、仮に転職で入社した社員がいる場合には、健康保険における累計額の計算は同一保険者である期間となりますので、転職前に企業等の組合健保の被保険者であった従業員が協会けんぽの被保険者となった場合等には累計されないことも併せてご確認ください。
忙しさに取り紛れて、うっかり届け出提出の期日を過ぎる会社も少なからずありますので、支給額や支給日が確定した段階で届け出の作成準備を始めておいた方がよいでしょう。